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2022.03.11

NYC運輸局サイトからひもとく ニューヨーク「オープンストリート」の5つのポイント!

1.  「文化的プログラムを楽しみ、コミュニティを構築するための新たな方法」として提示



ニューヨーク市はオープンストリート・プログラムによって、公園および周辺のストリートを歩行者・自転車に開放しました。十分なソーシャル・ディスタンスを保って歩いたり走ったりできるように改革したのです。

これは、単に車を通行止めにしたというだけではありません。NYC運輸局のサイトには「経済発展の促進や学校支援のほか、ニューヨーカーが文化的プログラミングを楽しみ、コミュニティを構築するためのさまざまな活動が可能になる」とあります。

つまり、ストリートの開放にとどまらず、開放することで「文化的プログラム」「コミュニティの構築」を目指すことを提示している点で、先進的な取り組みと言えるでしょう。

2. 全年齢層に対し、参加費無料でパートナーになれる



NYC運輸局は、パブリックスペースを使った文化・技術活動プログラムを募集しました。参加費はすべて無料、しかも対象者は子どもからお年寄りまで、全年齢層です。プログラムのカテゴリーは、「芸術と文化」「健康」「学習および教育活動」「工芸品とデザイン」など。

2021年には、市の機関や文化団体、非営利団体と協力のうえ、274以上のイベントが開催されました。

3. フラットに情報を伝え、申請が簡単



ニューヨーク運輸局のサイトには、「歩行者」「自転車」「フェリーとバス」「車のドライバー」などあらゆる対象者への情報がフラットに掲載されています。

ライセンスや許可申請・登録のための専用サイトは、フランス語、スペイン語、韓国語など英語以外の10言語にも対応。マニュアルやガイドラインも充実しています。
誰でも簡単、かつポジティブに申請を促しているといえるでしょう。

4. オープンストリートの情報を集約したアプリケーション



オープンストリート・プログラムでは、運輸局のサイトで申請すれば専用のアプリケーションを利用できます。アプリを利用することで、オープンストリートとして利用されている道路の一覧を見ることも可能。
デジタルの活用がいっそう参加者を増やす要因につながっているのかもしれません。

5. ストリート(パブリックスペース)だけでなく、レストランやストアを含め幅広く開放


運輸局のサイトには、「オープンレストラン」プログラムに関する情報も詳しく公開されています。なぜならこの取り組みは、ストリートだけでなく店舗やレストランにも開放されているからです。

具体的には、レストランやストアの営業を継続させるべく、店舗前の歩道や車道スペースを無償で占用許可しています。多くの市民が屋外で食事することで、街全体が賑やかになり、コミュニティが活性化するという結果をもたらしました。

まとめ

ニューヨーク市の「オープンストリート・プログラム」は、一時的な施策ではなく、今後も継続していく方向で検討されているようです。

コロナ禍によって重要性が高まった、車道・歩道や公園などのオープンスペース。日本の「ほこみち」も、ニューヨーク市の取り組みから学ぶべきヒントがたくさんあります。ぜひのぞいてみてください。

(参照)
NYC運輸局 ホームページ
https://www1.nyc.gov/html/dot/html/home/home.shtml

ニューヨーク市のストリート改革の取組①~コロナ禍におけるニューヨーク市の「オープンストリートプログラム」~
https://www.jlgc.org/ja/07-14-2021/10021/

ニューヨーク市のストリート改革の取組③~ストリート改革を支える基本計画等と今後の展望等~
https://www.jlgc.org/ja/07-15-2021/10095/