-

歩道を起点に街のにぎわいを創り出す ほこみちプロジェクト

SNS

ほこみちってなに? ほこみちってなに?

正式名称は「歩行者利便増進道路」。安心して歩ける。歩いているだけで楽しくなる。そんな歩行者のための居場所になる「みち」をつくっていこう、という願いを込めて創設されたのが、通称「ほこみち制度」です。

どんな制度? どんな制度?

かんたんに言うと、道路を「通行」以外の目的で柔軟に利用できるようにする制度のこと。この制度によって道路空間を活用する際に必要となる道路占用許可が柔軟に認められるようになります。
制度を利用すると、たとえば車道が4車線ある道路を2車線に減らして歩道や自転車通行帯を広げたとき、オープンカフェやベンチなどを置いて歩行者にとって便利で、にぎわいあふれる空間を創り出すことができます。

新たな構造基準のイメージ 新たな構造基準のイメージ

どんなメリットがあるの? どんなメリットがあるの?

店舗、企業、自治体ごとに利用者にとっては大きな可能性に満ちています。利用シーン例を参考に制度の活用を検討してみてはいかがでしょう?

店舗にとって 店舗にとって

店舗の空間が広げられます。店の外に飲食スペースや待合スペースをつくれるので、店のショーケースとして道路空間を利用できます。その空間までを店舗と考えると、より自由な店舗設計が可能になります。

店舗にとって 店舗にとって

企業にとって 企業にとって

道路空間をイベントスペースとして利用できるほか、曜日や時間帯に応じてより自由に企業のPRも可能。たとえば、シェアサイクルのポートに利用したり、看板などの広告を道路に設置できたりします。また、地域社会に貢献する取り組みへのきっかけにもなります。

企業にとって 企業にとって

自治体にとって 自治体にとって

制度を利用して、その空間を事業者が占用することで、事業者からの占用料を定期に得ることも可能。また、利用地域での清掃義務が生まれ、地域の美化にもつながる可能性があります。バリアフリー基準の適用が求められるため高齢者や障がい者にとってやさしい歩道が生まれます。

自治体にとって 自治体にとって
結果的に ほこみちを起点として、人が行き交い、にぎわいと活気にあふれた街が生まれる! 結果的に ほこみちを起点として、人が行き交い、にぎわいと活気にあふれた街が生まれる!

ほこみちの利用は道路管理者に連絡!エリアマネジメント団体や商店街組合と一緒に動けばスムーズ ほこみちの利用は道路管理者に連絡!エリアマネジメント団体や商店街組合と一緒に動けばスムーズ

ほこみち制度を利用したい場合は、占用したい道路の道路管理者の確認が必要です。地方公共団体が管理する国道・都道府県道・市区町村道については各地方公共団体へ、国が管理する国道については国道事務所が、その窓口となります。
ただし、道路に椅子やテーブルを設置する場合などは、道路管理者による「道路占用許可」および警察による「道路使用許可」が必要。
警察による道路の使用許可は、車を運転する人のジャマにならないか、人が集まっても通行できるか、などといった点が条件になります。ほこみち制度は個人単位でも利用できますが、周辺の店舗や施設などとの調整が発生する場合も。そこでエリアマネジメント団体や商店街協会といった組織が占用したい道路を一括管理していくことで、よりスムーズに利用を実現できます。

利用までの流れ 利用までの流れ

利用までの流れ 利用までの流れ

まずはコロナ専用特例を申請し、ほこみち制度に移行していくのもひとつの手 まずはコロナ専用特例を申請し、ほこみち制度に移行していくのもひとつの手

「歩行者利便増進道路制度(ほこみち)」は、令和2年11月25日に施行されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店などを支援するため、ほこみち制度と同じく、沿道飲食店等の路上利用の占用許可基準を緩和する特例措置「コロナ占用特例」が令和2年6月から施行されています。現在、コロナ占用特例の期限は令和4年3月31日を予定。その後、当特例の対象者は、ほこみち制度へ移行することも可能であるため、まずはコロナ占用特例や社会実験で試しにやってみることもひとつの手段です。

「ほこみち」担当者の声 「ほこみち」担当者の声

ほこみちへの思い、どんなふうに利用してほしいか担当者を直撃インタビュー!

国土交通省 道路局 環境安全・防災課 課長補佐 山本浩之さん 国土交通省 道路局 環境安全・防災課 課長補佐 山本浩之さん

国土交通省 道路局
環境安全・防災課 課長補佐山本 浩之さん

歩行者にとって心地いい歩きやすい街へみちを知ることは街や地域を知ることにつながり、知ることは好きになることにつながります。ただ通り過ぎてしまうだけではない。そこが目的地になるような個性あふれるみち、そこに暮らす人たちが愛着をもつことのできるみちが、「ほこみち」によってどんどん生まれていってほしいです。

国土交通省 道路局 環境安全・防災課 計画係長 坂ノ上有紀さん 国土交通省 道路局 環境安全・防災課 計画係長 坂ノ上有紀さん

国土交通省 道路局
環境安全・防災課 計画係長坂ノ上 有紀さん

道路の可能性をもっと広げていきたい「道路」は私たちにとってあまりに身近で、普段は存在すら気にとめないという方が多いと思います。「ほこみち」によって、歩行者のためのみち、歩く人が楽しくなるみちが生まれることで、道路の新しい可能性がどんどん見つかり、皆さんが道路を考える、好きになるきっかけになってくれればうれしいです。

ほこみち研究会では
「歩道」の可能性を研究しています。
ほこみちの利用アイデアや海外の道路空間事例、
キーマンへのインタビューなどを通して、
地域を豊かにする道路空間の
活用のヒントをお届けします。